#レトロ印刷のこと 【いろんなサイズのこと その3】

#レトロ印刷のこと 【いろんなサイズのこと その2】

#レトロ印刷のこと 【いろんなサイズのこと その1】

気になる★製本の価格

暑い日が続きますね~
もう少し涼しくなったら、創作意欲もわいてくるかしら……
本を作ってみたいけど、JAMの製本っていくらくらいかかるのかな?

「おおよその値段を教えてください」というお問い合わせもいただくのですが、
ごめんなさい、JAMの印刷・製本は、仕様が変わると価格もガラッと変わるため、
詳しい仕様(紙・インク・色数・ツヤプリはするかしないか等々)がわからないと
お値段をお伝えすることができないんです。

そこで仕様と価格のほんの一例をご紹介します!
比較しやすいよう、すべてのり無しミシン製本で、
サイズ・冊数・ページ数は同じにしてあります。
ご自身の仕様が決定したら、問い合わせからお見積りをどうぞ!

その1:なるべく安く仕上げたい














表紙はオモテのみの片面印刷、本文も1色と極めてシンプルな仕様。
用紙も最も安価なものをチョイス。
データづくりも比較的簡単……かも!?

こちらの仕様は5日後発送です。
たとえば、9月1日の午前中に入稿し、問題なければ9月6日発送
お手元に届くのは7日以降になります(地域によります)。

その2:表紙にツヤプリをつかいたい
















ツヤプリは、印刷する面積を測定し、価格が決定します。
なので、データがない状態ではお値段が出せません。

上記は、A・B・C・D・Eパターンのうち、2色ともBパターンだった場合の価格です。
表紙もオモテ面(外側にくる面)がツヤプリのみなので、
トレーシングペーパーのカバーはなしでOK。
本文も両面2色印刷でリッチですね。
こちらの仕様も納期は5日後発送になります。

その3:表紙を多色印刷したい
















表紙に多色印刷を使用、本文も中厚紙スクレにして豪華な仕様です。
この場合、前の2つと比べて機械に通す回数が増えるので、
納期もプラス1日になります。
9月1日の午前中に入稿したとして、問題なければ9月7日発送
お手元に届くのは8日以降となります。


いかがでしょうか?サイズとページ数は同じでも、
仕様で価格や納期に違いが出ております。
紙やインクの組み合わせは無限大!
ぜひ遊んでみてくださいね☆

注★意

・価格は2017年8月現在のものです。税込み・送料別。
・上記は金インクを使用しない場合の価格です。
金インクは他インクより価格が上がりますのでご注意ください。

#レトロ印刷のこと 【2色刷に挑戦! その2】

#レトロ印刷のこと 【2色刷に挑戦! その1】







粗いドットの印刷がしたい














古い写真や新聞のような、粗いドットの印刷ってレトロで可愛いですよね(*^-^*)
「レトロ印刷って何を印刷してもああいう風にレトロになるんじゃない!?」って
思われているかもしれません・・・が、ゴメンナサイ、ただ刷っただけじゃああいう風にはならないんです・・・

しかし、フォトショップをお持ちの方は、データ上でああいった加工が可能です。
レトロ印刷だけではなく、他の印刷物にも応用できますよ!

元の画像はこんな感じです










①写真をCMYKモードにし、「チャンネルの分割」をする


















フォトショップのウインドウ「チャンネル」から、
オプションを開き「チャンネルの分割」をします。

するとこんな風に、CMYKごとに4つのウインドウに分かれてくれます!便利!

★この時、カラーの画像はなくなり、4版に別れるので、後で見本として使う場合は
   必ず4版に分ける前の画像はコピーしておいてください。











②カラーモードを「ハーフトーンスクリーン」にする

分割した時点でファイルのカラーモードは「グレースケール」ですが、
それを今度は「モノクロ二階調」の「ハーフトーンスクリーン」にします。












するとこんなウインドウが現れるのですが、ここからがミソ!










③「線数」と「角度」を指定する

「線数」を低めの数値(今回は30線)にします。
これは印刷の精細さを表す数値です。高ければ高いほど細かい緻密な印刷になります。

その下の「角度」これをCMYKごとに設定します。
数値は・・・いろいろやって試した結果、一番いいかんじになるかな~と
C:15 M:75 Y:30 K:45
にしました!
すると・・・












粗ーい!
これをカラーにするとどんな感じか、モニター上でシュミレーション★

















これこれこの感じ!
ちなみに線数をちょっと高めの「50線」にしたバージョンはこちら















ドットのサイズと間隔が狭まり、ちょっと鮮明になりました。

また、角度を一定の「45度」で4色とも変換すると














ドットの傾き方が4色とも同じなので、また違った感じに~。
線数角度はいろいろ試してみてくださいね!

ご注意!
上記の写真はPC上でシュミレーションした画像です。
実際にレトロ印刷で印刷すると、ズレや混色で画面上とは異なる仕上がりになります!



レトロ印刷で印刷する場合は、4つに分けたデータを保存して、
それぞれ好きなインクで指定すれば、粗いドットの4色分解ができますね。

ちなみに写真だけではなく、イラストを同様に粗くしても面白いですよ☆
















過去の投稿
【レトロな疑似4色印刷】
【ヒトアジ違う写真にする】

カラフルトレペ―が製本でも使える!

今まで店頭やオンラインショップで好評だった
トレーシングペーパーなら製本にも使えちゃうんじゃ・・・!?
そう思った人も多いはず!






















お待たせしました!レトロ印刷JAM10周年特別企画!
期間限定でレッド」「ブルー」「イエローの3色が
製本でも使えるようになります!














じゃーん!
うっすら透けてます!トレペですから!

質感はいつものトレぺよりちょっと厚め?
しっかりしてるので、いつものようにトレぺカバーとして・・・





















コントラストのハッキリしたインクだと見えやすいですね。










印刷インクと同系色を使ってもステキ~
















また、カバーとしてだけではなく
遊び紙としても使用可能です。











透け具合はこんな感じ。
レッドはちょっと見えにくいかな?

また、通常のトレぺもそうですが、
カラフルトレぺー自体への印刷はできません!
ご注意ください~
【期間:8月31日ご注文分まで】

ご利用について
カラフルトレペ―の使用は期間限定価格の有料オプションとなります。
 Lサイズ:50円×冊数 Mサイズ:25円×冊数 (税別)
カラフルトレペ―自体への印刷はできません。
使用方法は通常のトレーシングペ―パーと同様、カバーとして外側につけるか、
 遊び紙として中紙に入れることが可能です(その場合本文枚数に含みます)。
製本方法は中綴じミシン製本(のり無)、中綴じホッチキス製本のみ可能。
湿気によりシワ、波打ちが生じることがあります。
ご利用の際はメッセージ欄に「カラフルトレペ―○○色希望」とお書き添えください。
 遊び紙など、挟む位置にご希望がある場合はそちらもお書きください。

http://jam-p.com/order/book.php

#レトロ印刷のこと まとめその1 ~イントロダクション~

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印刷のこと、シルクスクリーンのこと、お店のこと、毎日つぶやいております!


なかでも「#レトロ印刷のこと」ハッシュタグを検索すれば、レトロ印刷についての
いろんな情報やスタッフが実験していることが出てきますよ😵
ぜひ検索してみてくださいね!










見えない!?白インク














クラフト紙や黒い紙に映える白インク、とってもかわいいですよね。
JAMでも大人気のインクですが、こいつがちょっと曲者・・・


とってもうすい

ショッピングバッグや本の表紙など、ふだん目にする白インクの印刷物は、
ペンキのようにハッキリとした色で、小さい文字などもちゃんと読めるものが多いと思います。

だけど、JAMの白インクは・・・













とってもうすめ!
紙の地色が透けてみえる感じです。

(※暗い写真で恐縮ですが、色味を補正すると実物よりなんだか
「見える」感じになってしまうのです・・・

 なので、JAM置きやフェイスブック用にスキャンすると、
肉眼で見るよりはっきり写ってしまうんですね。
このうすさを画面で伝えるのが難しい・・・(^_^;)















濃いめの色味なはずのクラフト紙やにごり紙墨でも、
インクの色味が沈みがちな発色です。
小さな文字や、濃度を落とした場合はさらに見えにくくなります。

なので、なるべく100%濃度をおすすめしているのですが、
うすくてもちゃんと(?)色ムラがでますので、ベタ面は要注意ですね~。

灰色系の紙は要注意!

スタンダードな「ねずみ」や、「はんくろ」「しらす」のウラ、「にごり紙銀鼠」など、
 灰色系の紙はJAMでもとっても人気!

でも、 これらの紙に白インクを刷ると・・・

あれっ!?見えない!?

















角度を変えると・・・
 うっすら見えます!
(ねずみ)



















何も印刷していないように見えますが・・・

角度を変えると・・・
(しらす)










うすい・・・!

読めなくては困る文字などには不向きなので、
インクや紙の変更をおすすめすることもあります。


ちなみに、ツヤプリをするとさらに色味が沈んで、グレーのような発色になります。





















シルクスクリーンのKOTTERIインクがうらやましい・・・


ですが、見えにくさを逆手にとって背景の模様に使ったり、
あえての白い紙に印刷したりと、工夫のし甲斐があるインクですよ!


※6月21日追記
5月30日にしらすがリニューアルしました。
オモテはより白く、ウラはちょっぴり濃くなって新登場です。
白インクの発色は・・・ちょっぴりだけ見えやすくなった!??



インクが沈む!?まっくろの怪
















大人気の用紙「まっくろ」、白インクや金インクが映える紙ですよね(^・^)

だけど、JAMのインクの性質上、紙の地色が透けて見えるので、
インクによってはだいぶ見え方が変わってしまう紙でもあるんです・・・
(以下すべて100%濃度)








モニターの具合もありますので、見たまんまとはいきませんが、
このインクの変化が伝わりますでしょうか?!

黄みの強いインク、青みの強いインクは似た発色になってしまいます。
黒・透明に至っては、隠れ蓑のようにほぼ見えません!
逆にパステル系や蛍光インクは相性ばっちりですね。
沈むインクを逆手にとって、渋い色味を狙ってみるのもアリかも!?

仕上りが心配な方は、試し刷りをドウゾ~!(^^)!




小ロット製本!(^^)!価格例★

製本小ロット















おかげさまで大反響いただいております!
「50冊は敷居が高かったけど30冊ならやってみようかな…」という方
この機会にぜひJAMの製本をお試しください(=^・^=)
三か月の期間限定ですよ~

今回は40冊、30冊の価格例をご紹介します!
とはいえJAMの製本は、紙や色数がかわると
値段にかなり上下が生じますので
ご参考程度にドウゾ💦 
詳しいお見積りは見積フォームから送ってくださいね 💨
プルダウンには50冊までの項目しかないので、
メッセージ欄に「30冊/40冊希望」とお書き添えください 👀



なお、小ロットのご注文は

中綴じミシン製本・のり無し

中綴じホッチキス製本


の2種のみとなっております!

以下は 中綴じミシン製本・のり無し の印刷・製本代参考価格です👇












追加断裁で本をつくろう














最近は家庭用プリンターも性能が良くなって、
ご自宅で製本される方も増えてきましたね。
数ページなら自分で折って製本しちゃう!という方には、JAMのペラ紙印刷で
追加断裁を使うとお得に印刷ができちゃいます!

A3を半分に切る

フチありA3サイズの紙に、上下で2種のページを印刷します。














これを真ん中で断裁すると、フチありA4が2種できることになるので、
一気に8ページ印刷できることに!
フチありA4サイズで注文すると、最小ロットが100枚からになってしまいますが、
A3なら50枚から注文できるので、そんなにたくさんいらないという方にもピッタリ。
同じ紙・同じインクでページを印刷する場合にはとっても便利です。

同様に、A3にフチありA5を4つつけて、四等分に断裁すれば、
一気に16ページが出来上がり!



















注意点は、断裁位置も微妙にズレが生じるので、
余白を多めにとっておくこと。
5mmもあれば安心ですね。














ここでは16P分のページをA3に配置していますが、
これを間違うと思っていたのと違うページ順になってしまいます。
そういうときは、メモ用紙にページを書いて・・・















これを元に「設計図」を作ると失敗しませんよ!
これは製本のデータを作るときも応用できるのでおすすめ!












折ったりホッチしたりがちょっと大変だけど、こういう作業がまた楽しかったり・・・
工夫しだいでいろんな使い方ができますね!


※※ご注意!※※
レトロ印刷は紙の変形や断裁ズレで、すべての紙がきっちり同じ規格サイズにはなりません。
ページを重ねて製本するとき、若干の大きさの差や、
角がきれいにそろわないこともあります。
手作りの味と思っていただければ嬉しいです(^^;
































出来た本は10部限定でJAM置きしておりますので、
よろしかったら手に取ってみてくださいね


過去の投稿
【追加断裁は等分サイズのみ!】
【紙もの作家になってみたい】
【小さい本を作ってみよう】