金インクの見えかた


年賀状シーズン、結婚式の印刷物に、気になる金インクの見え方を、
紙の色ごとにご紹介します。

【厚紙くろ】 くろの紙には、やはりかっこいい仕上がりに


























★これはお客様のフライヤーで、JAM置きにあったものです。

  1色でも格好良く仕上がっています。














【厚紙 白系のもの しろ・ベルーガ・しらす表】 

しろにも意外と金インクは見えます。



























【厚紙 ねずみ】 


グレーと金が以外にもあいます。

ただし、細い線や濃度が薄いと見えにくいのでご注意ください。

※しらすの裏は紙色がねずみより薄いので、少し金が目立ちにくいです。







【厚紙 薄黄色の紙 バウム・ガネーシャ】 

しろ色系の紙よりは少し目立ちますが、やはり細い線や小さい文字は目立ちにくいです。






























★バウムに印刷したらこんな感じです。



























お店の一角にあるJAM置きにも金を使っているものがありますので、
是非こちらでも仕上がりを参考にしてみてくださいね。

KO-HANのお店 http://jam-p.com/ko-han/index.html





レトロな擬似4色フルカラー


「レトロ印刷でフルカラーできますか?」
「はい。これが、このレトロな擬似4色フルカラーです(オフセット印刷とは程遠いですが・・・・)」

1色で写真を印刷するのも楽しいですが、4色でするとレトロ印刷らしい遊び方ができます。
ただし!ズレるのも「アジ」として楽しんで下さいね!

①まずどうやってデータを作るかというと、photoshopデータを用意します。
 これが実際の写真です。これをデータで「イメージ→モード→CMYK」にします。
 この時。全レイヤーは統合しておいて下さい。





 ②CMYKに変換した後、チャンネルパレットを使います。



③チャンネルパレットには、「チャンネルの分割」というのがあります。
 これをクリックすると、自動的にC:シアン M:マゼンダ Y:イエロー K:黒 の4版にわかれます。
  CMYKは、ファイル名に自動的に付けられます。
★この時、カラーの画像はなくなり、4版に別れるので、後で見本として使う場合は
   必ず4版に分ける前の画像はコピーしておいてください。






④各データに何色インクで印刷するか決めて刷ります。
★各ファイルには以下の系統のインクを当てましょう。
C(シアン)=青系のインク 例:紺、濃紺、水色、ラベンダーなど
M(マゼンダ)=赤系のインク 例 蛍光ピンク、もも、朱など
Y(イエロー)=黄色系のインク 例 蛍光オレンジ、橙など
K(黒)=黒または黒に変えて置いてみたいインク
※黒は写真を引き締める役割があるので、濃い目のインクを選びましょう。

★この4色のインクの組合せで、どんな仕上がりになるかが変わります。
 どうなふうになるかは、試し刷りで確認して下さいね!


青+赤+黄色+黒 で刷ってみたら






青+蛍光ピンク+黄色+黒  で刷ってみたら



パステル4色 アクア+コーラル+シトロン+黒 で刷ってみたら





パステル4色 アクア+コーラル+シトロン+灰色 で刷ってみたら





パステルは想像していたより、写真の詳細がぼんやりしていました。
蛍光ピンクを使うと、ほんの少しだけ鮮やかさがでているきがします。
みなさんもチャレンジしてみてくださいね!



 




画像データを調整する





イラストを手描きで書いてスキャンし、そのままフライヤーやショップカード、DM、紙雑貨に印刷刷る人も多いと思いますが、この時のちょっとしたポイントをご紹介します。

「画像データを調整する」

①薄い背景の色
スキャンしたままの画像は、画面では見えないくらいの薄い薄いグレーが背景に残っている事が多々あります。これが、印刷機となると、思いがけない影のようなものとなって印刷されます。

もうひとつ、
②スキャンしたままの濃度が薄い
スキャンの方法にもよりますが、グレースケールでスキャンすると、カラーのものがグレーになって、実際より薄い色になる事が多いです。

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調整の方法


①スキャンしたもの背景に色が残っていないかチェックしましょう。
 スポイトツールで、ランダムに背景をクリックすると、
 カラーパレットに「K 0%]と表示されます。 
 これが0%になっていると、真っ白。数%でも入っていると色があると言う事になります。






このまま印刷するとこんな感じになります。
色も薄っすらとした仕上がりですね。



























②背景に色が残っている場合や、もっと濃く出したい時は、「レベル補正」を使ってみましょう。
 「イメージ」→「レベル補正」を選択
 
































②「レベル補正パレット」の中の 一番左の▲を右側にスライドしていくと
  絵柄がぐんぐん濃くなっていきます。
  ※やりすぎると画像が荒くなるので、注意してください。





③「レベル補正パレット」の中の 一番右の△を左側にスライドしていくと 
   薄っすら白い部分がくっきりと白いろになっていきます。




④最後に、背景に色が残っていないか、スポイトで確認しましょう




⑤背景のカラーが【K 0%】になっていれば画像の調整は終了です。






刷ってみたらこんな感じです。


イラストだけでなく、写真も同じようにレベル補正を使ってみてください。
濃い部分を濃く、薄い部分を白くとばすのがポイントです!

レベル補正をし過ぎると、手書きの雰囲気が少し損なわれてしまいますので、
画面ですこしづつ調整してみてください!





















小さい本を作ってみよう


何ページもある本を、いきなり初めてから作るなんてできない!
けど、本を作ってみたい気持ちがずっとある。
ちょっとのページなら作って見れそうな気がする。

そんな時は、A3サイズ1枚を使って本を作れる方法があります。
ページの割り方はこんな感じ



① まず、ページを作り、印刷。
   8ページに別れる目安になるように8等分に折ります。


②折り目を入れたら、半分のサイズになるまで戻して、
 ちょうど真ん中の部分をハサミで切込みを入れます




















チョキチョキ




チョキチョキ



切るのは途中まで!





③切り終わったら、一度開いてから、今度は横長になるように折ります。





④そして下図のように真ん中のページを開きます。




⑤開いた部分を左右から押して、上から見たら十字になる形にし、
表紙が一番前に来るように折ります。




すると、こんな本が出来上がります!
A3サイズから作ると、A6サイズのちいさな8ページの本が完成します!
































初めてでも、気軽に作ってみることができるこの本。
本の色んな形を楽しみながら作ってみてください!