←ズレやカスレを活かすことによって、こんなに素敵なレトロ感がでます
レトロ印刷の三大特長、『ズレる・カスれる・インクがおちる』
レトロ印刷は、1版ごとに製版し、インクを重ねてする印刷です。
版が重なるときに、ズレは起こります。
特に多色刷りや、細かい合わせがあるデザインになると、版ズレが起こります。
また、版は簡易の薄いシートになっているので、
刷っていくうちに、版が伸びたりして、ズレが起こる場合もあります。
インクは半水性のインクのため、乾きにくく、
また紙によっては染み込みやすく、カスれや色ムラが起こりやすくなります。
特に、レトロ紙シリーズは紙の表面がざらざらしているので、カスレが出やすくなります。
厚紙の場合はインクの定着がランダムになるため、色ムラが起こりやすくなります。
逆に、紙の表面がツルツルしているハトロン・ポッポ紙(裏面)は
インクが落ちやすくなります。
たまに、こんな質問があります。
「濃度を下げればインク落ちしませんか?」
濃度を下げても、落ちやすいインクであることには変わりがありませんので、
濃度が薄くても落ちると覚えておいてください!
ただ、多少はつきにくくなるかも!?
といった具合です。